TV業界、戦々恐々 派遣労働見直しで最長3年
テレビ番組の制作現場が、政府が進める派遣労働の見直しに戦々恐々としている。厚生労働省の有識者研究会(座長・鎌田耕一東洋大教授)が8月、最終報告 書に26の専門業務区分の撤廃を盛り込んだことで、従来「専門性が高い」としてディレクターやアナウンサーとして長期間働き続けることができた派遣労働者 が、3年で職を失う可能性が出ているからだ。制作現場や有識者からは「考え直すべきでは」との声も上がっている。
契約社員や派遣労働者の意向も確認し、同一の職場やテレビ局内での就労期間を3年以内に限り、長期雇用を約束し系列局や関連会社へ異動するなどの対応策も望まれる。
契約法・派遣法・高年法の改正点と実務対応―ここが変わった!ワークルール
- 作者: 労働調査会出版局
- 出版社/メーカー: 労働調査会
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 単行本
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